篆刻が世界にはばたく時

篆刻と書いて「てんこく」とよみます、本格的に書道をされた方は経験があると思いますが、書に名前を入れてその下に朱色で押すはんこのことです。

書の制作につかうということで、書道でもこの彫り方を学ぶのですが、版画で木を彫るのとは使う道具や材料が全く違うので最初は結構難しいと感じます。

使う材料は石です、以外にもこの石が木よりも柔らかいので木を彫るよりはるかに簡単です。

ただ柔らかいのですぐに欠けたりします、でも篆刻の場合、「欠けは味」と評価されていますので、きれいに彫るだけがいいというものではないようです。

知人で、大阪で有名なはんこ屋さんの娘婿が、そこではんこ修行をしていました。

ところが、はんこ制作は今は機械で彫るのが主流です。

手彫り技術を習得するには、彫りだけでなく書の腕も要るので全くの初心者からは難しく、さらにいえば、はんこ技能士の腕を持っている職人でも今は食っていくのが大変な時代です。

そんなこんなではんこ技能士を諦めた彼が、最近篆刻を本格的に始めました。

それは師匠からの勧めだったのですが、やってみるとこれがなかなかいい物を作るのです。

完成品を見たよそのはんこ技能者がそれは名のある師匠が彫ったものと感違いしたほどです。

もちろんはんこ制作修行の成果でもあるのですが、人間どんな才能が有るかわからないものですね。

篆刻というのは海外でも知られていて自分も彫りたいと師匠の噂を聞きつけてやってくる外国人もいるほどです。

それで提案したのが、篆刻講座のネット版です。
篆刻教室は珍しいものではないですが、ネットを使うことで全国、そして世界を相手に教えることができます。

いま、どんどんと背中を押しているところです。

実は業界最高峰である現代の名工が彫る 実印、銀行印 は私も愛用しています。